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用語解説
立花 響のアームドギア
シンフォギアの主武装であるアームドギアは、
元となる聖遺物の形態と同時に、
装者の心象も、その形成に大きく影響を与えるとされている。
初めてシンフォギアを纏って以来、
幾度となくアームドギアの形成を試みてきた響であるが、
生成したエネルギーを物質として固着させるにはいたらず、
失敗を繰り返してきた。
それは響の心の奥底にある、
「この手に武器を持ちたくない」という意志の現れであり、
「誰かと手を繋ぎ合う」ことを第一に考える響の意志に反するがゆえであった。
だが。
ネフィリムに左腕を食いちぎられ、
いわば錯乱に等しい状態となった響は、
「誰かと手を繋ぎ合う」腕の再生という
思わぬ形でアームドギアの形成に成功するばかりか、
聖遺物と融合を果たした身体の一部(右腕)までも武器化させるという、
これまでとは大きく逸脱したアームドギアの運用を果たしてみせる。
それは、もはや自身がシンフォギア化しているという事実を
雄弁に語るものであった。